2020/08/14
白内障の可能性はあります。ただ、犬の場合、核硬化症という変化が年齢とともにでてきます。これは水晶体の細胞が中心(核)に向かって分裂を繰り返すため、年齢を重ねるとどんどん核の部分が圧縮されていきます。この部分に光が当たると、光が乱反射して水晶体が白く濁ったように見えます。核硬化症は白内障のように水晶体のタンパク質が変性しているわけではないので視覚の障害はともないませんし、治療の必要もありません。
しかし、白内障の場合、進行に伴い治療が必要となりますので、定期的な眼科検診を受診されることをお勧め致します。