2020/03/31
愛犬が突然ふらついたり、首を傾けてしまったり、ぐるぐる回ってしまう様なことはありませんか。
それはもしかしたら前庭疾患の症状かもしれません。
前庭疾患とは、前庭と呼ばれる平衡感覚をつかさどる領域が侵されたことにより、神経症状が現れた状態です。
前庭は末梢(内耳)と中枢(脳)に分けられます。発症する前庭疾患の多くは末梢性が多く、中耳炎や内耳炎、老犬での特発性前庭疾患などがあります。症状は頭が傾く斜頚や目が揺れてしまう眼振、真っ直ぐ歩けなくなる旋回、また気持ち悪くなり嘔吐したり食欲不振になったりします。
数日から数週間で改善し、症状が消失する場合が多いですが、後遺症が残ったり再発することもあります。老犬に発症することが多いため、対症療法が必要なケースもあるため、この様な症状が見られたら、動物病院に相談しましょう。